おふとんの汚れのほとんどは汗による水溶性の汚れ。側生地が汗などで汚れたまま ご使用を続けると、生地が劣化しやすくなり おふとんの寿命を短くしてしまいます。 ですから私ども『ザブザブ』の布団クリーニングは丸ごと水洗い。最新の技術で側生地の汚れから詰め物の汚れまでしっかり洗い流したふとんは、ふっくら気持ちいいのはもちろんですが、科学的にもさまざまなメリットが確認されています。
アレルゲンや細菌類の減少効果
中わたまでキレイに洗うことができる水洗いの効果を数値の現れる形で検証してみました。 同じふとんを洗浄前と洗浄後に脱水機にかけて、そのすすぎ水を詳しく分析しました。 その結果、汗や尿による汚れやダニアレルゲンが減少していることが分かりました。
試験項目(単位) |
クリーニング前 |
クリーニング後 |
備考 |
羽毛掛ふとん |
羊毛敷パッド |
羽毛掛ふとん |
羊毛敷パッド |
アンモニア性窒素(mg/L) |
9.5 |
1.2 |
0.04 未満 |
0.05 |
備考1 |
ナトリウム(mg/L) |
24.0 |
150.0 |
7.8 |
26.0 |
備考2 |
一般細菌(個/mL) |
7,000 |
1,100 |
150 |
16 |
備考3 |
アレルゲン |
多少汚染があります |
汚染が進んでいます |
汚染はありません |
汚染はありません |
備考4 |
備考1 |
羽毛、羊毛とも洗浄後にアンモニア性窒素は低減され、洗浄効果が認められる。 |
備考2 |
羽毛、羊毛とも洗浄後にナトリウムは低減され、洗浄効果が認められる。 |
備考3 |
羽毛、羊毛とも洗浄後に一般細菌は減少し、洗浄効果が認められる。サンプリングの環境が無菌室などで実施されたものではなく、洗浄後の付着菌も含めてこの程度の菌の残存はあると判断される。 |
備考4 |
羽毛、羊毛ともに洗浄後にダニアレルゲンは減少し、洗浄効果が認められる。 |
語句の説明
アンモニア性窒素(mg/L) |
ふとんのアンモニア窒素の汚染は、尿や汗が主な汚染要因であると考えられます。 このほかにタンパク質が腐敗して生成される場合や、 自動車の排ガスに含まれる窒素ガスが還元されてアンモニア性窒素となる場合もあります |
ナトリウム(mg/L) |
ふとん中のナトリウム濃度は、主に汗に由来するものであると判断されますが、水道水や洗剤などにもナトリウムは含まれている。 |
一般細菌(個/mL) |
一般細菌とは、従属栄養型の細菌のうち、 普通寒天培地を用いて温血動物の体温前後の温度で24時間程度培養して検出される細菌の総称です。 |
アレルゲン |
アレルゲンテストでは、ダニの生体のみでなく死骸、糞、抜け殻などダニアレルゲン量の総量を測定します。 |
おふとんの保温性の回復効果
約10年使用した下記試料(羽毛掛けふとん、羊毛多重層パッド)を、クリーニング前とクリーニング後で保温性試験を行いました。 その結果羽毛掛けふとんについては新品を100%とした場合、10年使用するとクリーニング前の保温性が90.5%となり 9.5%の保温性低下となりましたが、クリーニング後では93.2%になり、クリーニング前とクリーニング後では2.9%の保温性UPとなりました。
羊毛多重層パッドについては、同様に新品を100%とした場合、10年使用するとクリーニング前の保温性が62.5%となり、 37.5%の保温性低下が確認されましたが、クリーニング後では82.8%にまで回復していますので、 クリーニング前とクリーニング後では24.5%も保温性がUPしたという事になります。 羽毛掛けふとん、羊毛多重層パッド共に使用状況によって保温性UP率は変わってきますが、羽毛掛けふとんの場合は元々の羽毛品質が高いため、 10年使用しても特に大きな保温性低下がないものと考えられます。
羊毛多重層パッドは直接人の体重が掛かるため、 10年も使用すると、へたりが見られ、その関係で保温性が大きく低下したものと考えられます。 ※この結果は今回使用した試料での結果ですので、ふとんの使用状況や使用年数、 使用者の発汗量の違いや寝姿勢の違いによっても変わってきます。全てがこのような結果になるとは限りませんので、 一例として理解して頂きますよう、お願いいたします。
【試験試料】
掛試料 |
羽毛掛けふとん |
ふとんがわ |
表生地/シルク50%、綿50% 刺繍糸/ポリエステル100% 中生地/ナイロン100% 裏生地/綿100% |
詰め物 |
ダウン90% スモールフェザー10% |
詰め物重量 |
1.5kg |
サイズ |
150cm×210cm |
使用年数 |
約10年 |
敷試料 |
羊毛多重層パット |
ふとんがわ |
綿100% |
詰め物 |
上層/1層 毛100% 上層/2層 毛100% 中層/ポリエステル100% 下層/ポリエステル100% |
詰め物重量 |
上層3.1kg 中層1.0kg 下層1.0kg |
サイズ |
100cm×205cm |
使用年数 |
約10年 |
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【試験結果】
保温性 |
掛ふとん(%) |
敷ふとん(%) |
新品 |
100.0 |
100.0 |
10年使用 |
クリーニング前 |
90.5 |
62.5 |
10年使用 |
クリーニング後 |
93.2 |
82.8 |
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株)丸八真綿 試験室調べ
※汗汚れの弊害
- 側生地に付着した汗の汚れは、生地の劣化を促進し、おふとんの寿命を短くします。
- 湿気をぐんぐん吸い寄せてふとんの復元力を損ないます。ヒンヤリとしてなかなか暖まらず、羽毛や羊毛や綿などの素材が持つ優れた機能性が損なわれます。
- ダニの餌となり繁殖の温床になります。など。
※ニオイの原因
ニオイの原因は、アンモニアやメルカプタンなどの悪臭物質をつくりだす細菌の増殖です。 ザブザブのふとんクリーニングは最新の洗浄技術で、細菌を洗い流します。 さらに銀イオンの抗菌コートで、細菌の増殖を抑制します。 気になるニオイもすっきりきれいにに洗い流します。
※アレルゲンについて
アレルゲンとはアレルギーの原因物質のこと。この言葉自体も随分浸透してきました。 それだけみなさまの関心が高まっているのですね。 中でもふとんは畳やじゅうたんとともにダニの温床と言われ、その衛生管理が重要視されています。 ふだんのお手入れも大切ですが、定期的な水洗いクリーニングはアレルゲンをさっぱり洗い流しますから、大変衛生的です。 一度ふとんクリーニングを利用した方のリピート率の高さからも、その効果が推察できますね。