ふだんのお手入れはどうすればよいでしょうか?

お天気の良い日に、天日干し、または陰干しをしましょう。時間は2~3時間です。 ただし、湿気を呼び戻してしまわないように、午後2時以降は取り込むようにします。 干すときには、シーツなどを上にかぶせておきますと、側地の色あせの防止になります。

干したあとで、ふとんを叩いている方が多いようですが、これは生地を傷めることがあります。 ダニやホコリをとるには、表側と裏側から、ていねいに掃除機をかけるのがよいでしょう。 専用ノズルを使用すると、より効果的にとれます。 なお、ダニは熱や乾燥状態が苦手で、死んでしまいます。 しかし動きが機敏で、熱の少ないふとんの奥や反対側へ逃げていきます。 日に干すだけでは十分なダニの除去は期待できません。

羽毛ふとんの収納方法

今ではすっかり日本人の生活に定着した羽毛ふとん。 その羽毛ふとんの収納方法で気をつけていただきたいことがあります。

ふとん圧縮袋による保管

羽毛ふとんの保管には、圧縮袋はお勧めできません。やむを得ず使用する場合は、次のことに注意してください。

  1. 圧縮袋の製造メーカーの注意書をよく読みましょう。
  2. 袋に入れる前によく乾燥させましょう。
  3. 空気は抜きすぎず、圧縮はもとの高さの1/4程度を目安に。
  4. 長時間(6ヶ月以上)の保管は避けましょう。

長い間つかわない場合

羽毛製品はできるだけ乾燥した状態で保管することが大切です。次の点に注意して保管しましょう。

  1. 製品を充分に乾燥した状態で保管することが大切です。
  2. 防虫剤を製品にはさみ、木綿のふろしきなど、通気性のよいものに包みます。ビニール、ポリエチレンの袋など、通気性のないものに入れておくと、蒸れて臭いが強くなったり、羽毛の品質を損なったりすることがあります。
  3. 押入れの上段など、なるべく湿気の少ない場所に保管します。
  4. 羽毛ふとんの上にはなるべく重い物を乗せないで下さい。

布団について夫に教える奥様の絵